第2話:出会い体験記、ハッピーメール編
静かに流れる時間の中で、心に再び出会いを求める小さな芽が芽吹きました。
縁は異なもの、思わぬところに転がっているものだと、ふと思い立ち、私の指はスマートフォンの画面に触れました。
→ハッピーメール へ
選んだのは、私の新たな出会いの場として「ハッピーメール」です。
このアプリは、私がこれまで体験したことのない新たな世界を開く鍵となるのかもしれません。
そう思い、新しいプロフィールを作成し、躊躇なくその世界へと足を踏み入れました。
その旅の中で出会ったのが、「しのさん」でした。
彼女のプロフィールを読むと、30歳、心療内科の受付とのこと。
彼女の自由奔放さと親しみやすさが、一見すると魅力的に映りました。
迷うことなく、彼女にメッセージを送り、顔を合わせることを提案しました。
快く受け入れてくれた彼女と、約束の日に待ち合わせ場所で出会うこととなりました。
ところが、その待ち合わせ場所で待っていた彼女は、プロフィール写真とは全く違う顔つきをしていました。
ルックスが劣化していて、口元にはヘルペスがあり、鎖骨にはキスマークが確認できました。
その一瞬で、私の中の興奮は急激に冷めてしまいました。
しかし、そこで突然立ち去ることもできず、彼女と一緒に天王寺の街を歩くことになりました。
彼女との会話を続けながら、何とかこの状況から抜け出す方法を模索しました。
ついには、「ちょっと買い物をしたい」と言って、彼女を天王寺の商店街に連れて行きました。
その喧騒の中、私は彼女から何とか逃げ出すことに成功しました。
これは、私がこれまで経験した出会いの中でも、特別に印象的なものでした。
しかし、そうした経験すべてが次の出会いへのステップであり、これもまたその一部なのだと、自分自身を励ましました。
新たな出会いへの一歩を踏み出す勇気を持ち続けることが、私の新たな旅を刻み続ける原動力となります。
これからも、この経験を胸に、新たな出会いを探し続けることを誓いました。
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